2018年01月20日

終活の一環として形見分けを行うのは有意義

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形見分けは、故人の49日が終わってから行われるのが普通ですが、近年は終活の一環として、生きている間に行う人も増えているようです。生前に行うメリットとしては、自分のあげたいものを、あげたい人に贈れることです。亡くなってからの形見分けになると、高価なものは財産だと認識されてしまうため、遺書に書かない限りは法定相続人のものになってしまいます。また、誰に何が渡るかは、故人の知るところではありません。終活の一環として形見分けをすると気に気をつけるべきことは、まず、貰う人の気持ちを第一に考えることです。相手が遠慮しているのに、無理やり受け取らせることは避けましょう。次に、あまり安すぎたり、ボロボロのものを贈るのも禁物です。自分にとっては大切な品でも、貰うほうにとっては有難迷惑の事もあります。渡すときは、ラッピングしたり、箱に入れるのではなく、そのまま渡すのがマナーとなります。また、目上の人に贈るのは、マナー違反です。生前に渡すのがはばかられる場合は、終活ノートに、誰に何を受け取って欲しいか書いておくのも良いでしょう。形見は、資産と換算されない物ではありますが、物によってはいくらかの値が付くこともあります。トラブルの原因を避けるためにも、誰が何を貰うのかは、事前に決めておいた方が良いでしょう。残された人が後処理に困らないように、しっかりと決めておくことが大事です。面倒ですが、早いうちにやっておくと良いでしょう。